「セキュアコーディングスタンダード」発売中

CERT Cセキュアコーディングスタンダード

CERT Cセキュアコーディングスタンダード

CERT/CC の Robert Seacord が中心になって作成した "CERT C Secure Coding Standard" の翻訳本が発売されています。原書は CERT C Secure Coding Standard, The (SEI Series in Software Engineering) ですが、全部訳すと厚くなりすぎてしまって、日本の市場にはそぐわないという判断で、レコメンデーションの部分は割愛してルールのみをまとめてあります。

以前の「C/C++セキュアコーディング (SEI SERIES・A CERT BOOK)」がどちらかと言えば読み物として、様々な技術とその攻撃方法・防御方法にについて解説していたのに対し、今度のものは具体的なコーディングパターンについて実践的に解説している。内容的には、ウェブで公開している資料とほぼ同一だが、紙で読みたい人は是非ご購入ください。

目次

  • 第1章 本コーディングスタンダートの使い方
  • 第2章 プリプロセッサ(PRE)
  • 第3章 宣言と初期化(DCL)
  • 第4章 式(EXP)
  • 第5章 整数(INT)
  • 第6章 浮動小数点(FLP
  • 第7章 配列(ARR)
  • 第8章 文字と文字列(STR)
  • 第9章 メモリ管理(MEM)
  • 第10章 入出力(FIO)
  • 第11章 環境(ENV)
  • 第12章 シグナル(SIG)
  • 第13章 エラー処理(ERR)
  • 第14章 雑則(MSC)
  • 付録 POSIX(POS)
  • 用語集
  • 参考文献
  • リスク評価一覧
  • 索引