エアロフレーム用のポンプで悩む

 さっぱり更新をサボっていたが、今年の春から Neilpryde の ALIZE というバイクに乗っている。ALIZE はいわゆるエアロフレームなので、チューブが太かったり、流線型だったりする。そのため、掃除とか、キャリアへの積載とか、部品の取り付けとか、いろんなところに影響が出てくることがある。物理的に困難な場合もあるし、せっかくのエアロ形状を損なうので心情的にやりたくないという場合もある。前者はどうしようもないので、どちらかというと、後者の方が問題としては大きいかもしれない。

 ポンプ(空気入れ)もその1つで、前のフレームではダウンチューブの下側に付けていたのだが、どうも同じように付けると塩梅が悪い。定番の場所はボトルケージの付け根だが、それじゃあ、せっかく空気の流れを考えて設計したダウンチューブやシートチューブが台無しなのだ。いろいろ検討した結果、シートステーに付けることにした。

 これは GIYO GM-71 携帯用マイクロフロアポンプ IN-LINEゲージ付 仏・米・英式対応 という商品で、携帯できるゲージ付きのフロアポンプだ。去年、佐渡のトライアスロン(Bタイプだが)に出ることになった時に、序盤でパンクしちゃったら、ちゃんと空気圧調整して残りを走りたいよなあと思って購入したものだ。そういえば、去年、日光白根ヒルクライムでパンクして、小さいポンプで苦労して空気を入れていたら、後続の人がこれを使いなよと親切に貸してくれたのが、このタイプのポンプだった。

 携帯ポンプとしては比較的大型の製品だが、見ての通り、案外すっきりと収まっている。タイヤを外して輪行するような時には、若干邪魔になるが、普通に乗っているだけならほとんど影響はない。ただ、練習やロングのレースはこれでいいが、短いレースにこのポンプはちょっと重装備だという気がしてきた。これも重量がどうというよりは、見た目のイメージやバランスの問題かもしれない。レースの時には CO2 ボンベを使うというのもある。

 そこで、新たに導入したのが、トピーク ミニロケット iグロウ というもの。ファイバーライトを内蔵した小型のポンプで、テールランプとしても使えるというアイデア商品だ。ボタン電池2個で、点滅モードなら100時間使える。


 ただ、写真を見てもらえばわかるように、残念なことにシートステーの下側にしか装着できない。これもエアロ形状のせいで、ステーの後ろ側が細くなっているので安定しないためだ。斜め後方を向ければ安定するが、それもどうも格好が悪い。内側を向けると、さすがにスポークとの干渉が怖い。製品自体は、シートポストにも付けられるようにできているが、ポストもやはりエアロ形状なので付かない。

 ちなみに、ブラケットにゴムで固定してあるのは上側だけで、下のブラケットは空気を入れる穴に挿してあるだけだ。ステーの上側ならともかく、下側だと外れてしまうのが怖いので輪ゴムで補強してある。

 ま、とにかく、せっかくのテールライトなのに、真後ろからではステーの影になって見えない。近づいて斜め後方からなら見えるので、ないよりはだいぶマシだろうということで、しばらくはこの状態で使ってみようかと思っているのである。

トピーク ミニロケット iグロウ

トピーク ミニロケット iグロウ

洗面所には壁掛け扇風機を

 我が家は、真夏でもエアコンをほとんど使わないかわりに、あちこちに扇風機がある。夏に向けて、洗面所に壁掛け扇風機を取り付けた。今までは無印良品のサーキュレーターを使っていたが、ファンが小さいせいかうるさいし、風もあまり気持ちがよくないのだ。風呂上がりに涼むのが主な用途だが、梅雨時浴室に干した洗濯物のために通気をよくするのにも役立つだろう。
 鏡の上のスペースに取り付けるため、取り付け部分がコンパクトなもので、引き紐タイプ、色は白という条件で探して、三菱の K30-YQ-W に決定。ただし、類似商品にくらべて値段はかなり高め。

 この種の商品は、生産量があまり多くないせいか、欲しいと思った時に探すと意外と在庫がなくなっていたり、生産してなかったりする。Amazon の「こんな商品を」欄でもなかなかいいものは見当たらない。別の部屋で使っているサンヨー製のものなどは大きさはちょうどいい感じなのだが、もう作っていないようだ。
SANYO 扇風機 壁掛け扇 (30cm・ベージュ) EF-30KR2(C)

SANYO 扇風機 壁掛け扇 (30cm・ベージュ) EF-30KR2(C)

Mail.app でメールボックスを再構築するとクラッシュする

Mail.app でメールボックスを再構築するとアプリがクラッシュしてしまい、メールボックスが不完全になってしまうので、修復を試みてみました。とりあえず、うまく行ったように見えますが、必ず成功するかどうかはわからないので、参考にする場合にはあくまでも自己責任でどうぞ。

 Mac OS X (10.8.3) の Mail.app で、メールの内容がおかしくなってきたら「メールボックス」メニューから「再構築」を選ぶと、保存されているメッセージを読み直して正常に戻ることがある。

 少し前にそれをやった記憶があるのだが、以前のメールを検索してみると、届いているはずのメールがどうしてもみつからない。最近届いたメールと古いメールだけが残っていて、間が全部なくなっている感じだ。

 メールボックスがどこにあるか探してみると、ホームディレクトリ以下のこんな場所にあった。

~/Library/Mail/V2/POP-account.example.jp@mbox.example.jp/INBOX.mbox/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxx

 ここに、普通は Data というフォルダだけがあるのだが、再構築に失敗しているメールボックスの場合、こんなことになっていた。

% du -hs *
540M Data
1.3G Data_Rebuild
540M Data_Rebuild-1

 さて、この状態で再構築をすると何が起こるかと言うと、まず Data を Data_Rebuild-2 に変更する。そして Data_Rebuild-2 を読み直して Data フォルダを作り直す。正常に終了すると Data_Rebuild-2 は消えて、Data が正式なデータになるようだ。しかし、再構築の途中でアプリがクラッシュしてしまうと Data と Data_Rebuild-2 の両方が残ることになる。

 ところで du の結果を見ればわかるように、Data_Rebuild は 1.3G あって、他のフォルダは 540M しかない。おそらく、最初に再構築した際、Data_Rebuild から Data を作っている途中でクラッシュしてしまったので、その後は不完全な Data を元にして再構築を繰り返すことになっているのだ。だから、何度やってみたところで、見えなくなったメールは出て来ない。

 なので、Data_Rebuild 以外を消して(実際には別のフォルダに移動して)、Data_Rebuild を Data という名前に変更してから再構築したところ、無事成功して、見えなかったメールも見えるようになった。Apple Support Communities には Data_Rebuild-* を全部消してしまえという記事もあるが、今回の場合、それを信じて消してしまうと失われたメッセージは二度と戻らない。

 ちなみに再構築した結果はこうなった。データ量が増えているのは、マルチパートをファイルとして展開しているためと思われる。

% du -hs Data
1.9G	Data

 この処理をする前は Data が正規のデータとして使われているので、最近読み込んだメールはそこに保存されているはずだ。だから、それを Data_Rebuild で置き換えてしまうと、新しいメールが失われることになる。自分の場合はそんなことはなかったが、それは POP サーバに残っていたからかもしれない。その点、注意されたし。

 プライベートなアカウントは IMAP に移行したのだが、仕事用のは POP のままだったので、早いことこちらも IMAP を使ったクラウド環境に移行しよう。

Unicode 対応版 romkan.pl

https://github.com/kaz-utashiro/romkan

 住所録は1980年代に書いた自分のスクリプトで管理していて、年賀状の宛先もこのリストから作る。一時期は Mac 用の年賀状ソフトを使っていたこともあり、スクリプトで生成した csv ファイルを流し込んで印刷した。裏面はどうせ自分で作るので、毎年新しくする必要はない。郵便番号が7桁になっても古いバージョンをなんとかして使い続けたが、Intel Mac になったらさすがに動かなくなった。新しいソフトを買おうかとも思ったが、必要ない気がして最近は Word の差し込み印刷機能を使っている。この場合、スクリプトで出した csv を Excel に入れて、Word で読み込む。

 独自形式の住所録には「読み」の欄はないが、大抵はローマ字表記も入れてある。その方が検索するときに便利だからだ。このローマ字表記から仮名の読みを作ると他のソフトで読み込んだ時に何かと便利なのでそうしていた。その時使っていたのが、やはり自作の romkan.pl という Perl ライブラリだ。

 住所録コマンドを遅ればせながら今年 Unicode 対応に変更してあった。年賀状の準備をするかと実行してみて、初めて読みが壊れていることに気がついた。さてどうしたものかと調べてみると、Dan Kogai 氏が似たようなライブラリを作ってくれている。

404 Blog Not Found:perl - Lingua::JA::Kana released!

 一旦はこのライブラリを使うようにスクリプトを変更もした。しかし、仕様が若干違うのと、やはり長年使い続けて来た自前のライブラリに愛着があるので、新しい環境で使えるように更新してみた。というわけで、10年ぶりに更新した Unicode 対応版 romkan.pl なのだ。

 記憶を辿ると、このコマンドは、そもそもローマ字で書かれたメールを読むために作ったような気がする。なので、単独で実行すると入力中の単語の中で全体を仮名に変換できるものだけを変換して、変換できないもの(英単語である場合が多い)はそのまま出力するようになっている。ローマ字の文章をこのコマンドに通すと、日本語らしき部分が仮名に変換されるので、ローマ字のままよりは格段に読みやすいのだ。Date みたいな英単語は「だて」に変換されてしまうが、それはご愛嬌。

 そういえば、コメントにはこんなサンプルプログラムが書いてある。

require('romkan.pl');
while (<>) {
    s/([\w\-\']+)/&romkan($1)||$1/ge unless 1 .. /^$/;
    print;
}

何をするためのスクリプトかおわかりだろうか。これは、メール形式データのヘッダ部分はそのまま出力し、本文部分の仮名に変換可能な文字列を変換して表示するためのスクリプトだ。文字端末型のメーラーやニュースリーダを使っていればパイプで流し込むだけでいいのだが、最近はそんな環境で使ってる人はいないね。

 このライブラリは単独のコマンドとしても実行できるようになっている。そのコマンドでライブラリ自身を変換してみたりしても面白い。やってみたら入力を utf8 にしないといけないことがわかったので、とりあえず実行時に -Cio オプションを追加してみた。スクリプト内で設定する方法が簡単にはわからなかったので、まあこれでいいかと。

% romkan.pl /usr/share/dict/words | grep -vi '[a-z]'

てな感じで、仮名に変換可能な英単語のリストができる。

 プログラムは効率悪そうに見えるが、処理系がオプティマイズしてくれるんじゃないかと期待している。どのように動作するかを見たければ romkan.pl -debug のように実行してみるといい。

電気工事士試験はイメトレだけで合格できるか

 筆記試験は手抜きでもなんとか切り抜けることができた。

utashiro.hatenablog.com

 実技試験はちゃんと準備して受けるぞと思っていたのだが、案の定何もしないまま前日を向かえた。何もしないと言っても、道具がないとそもそも受験できないので道具だけは買ってある。一週間前くらいに調べて、13問の候補問題というのが公開されていることもわかった。2日前には、そのうちの1題が出題されることまでわかった。
 前日夕方に候補問題を初めて見て「げげ、200Vとか出てくんの?」「金属管なんて触ったこともないぜ」とか驚く。ネットを調べると回答例を載せてくれているサイトがあるのでそれを見ながら複線図を描く練習を始める。夕食にもビールを1本しか飲まず、夜の2時までかかって13の候補問題の複線図はなんとか描けるようになった気がする。最後は日本酒飲みながらだったけど。問題は実技を一度も試していないことだが、時間もないし、そもそも材料がないので試しようがない。VVFケーブルが30cmくらい余ってたので、輪っかを作る練習だけはした。
 さて、こんな舐めた態度で実技試験に合格できるのかというと、結果としては駄目でした。時間が足りなかった。2分足りなかった。あとリングスリーブを2つ圧着して、電源を接続するだけだったので、急げば2分でできたはず。完成すれば合格できたんじゃないかなあ、多分だけど。ミスと言えば、輪っかが少し大きめでネジからややはみ出てたくらいか。
 原因の1つは、3芯1.6mmケーブルをなぜか2.0mmと勘違いしてストリッパを使わずにナイフで剥いたこと。これで2〜3分ロスしているので、このミスがなければもしかしたら間に合っていたかもしれない。でも、根本的な原因は時間感覚が甘かったことだろう。時間的には余裕があると思っていたので、のんびり作業していたのがすべての原因。他の人は憶えてきてる複線図も考えながら描くので時間かかるんだよ。それもまた消しゴムで消して書き直したりして。すべての作業が初めてだから段取りが悪いのに、どうでもいい渡り線なんか奇麗に作っちゃったりしてね。問題見るのも初めてだから、パイロットランプがいつ点灯するのかどこに書いてあるかすぐにわかんなかったりするんだよ。気がついた時にはいつの間にか時間が経っていて、それから急いでも間に合わなかった。長さなんか大雑把でいいんだよというアドバイスももらってたのにね。
 でもこれで一度経験したから、次はもう大丈夫だろう。材料を一揃い買うと1万円くらいするみたいなので、今年の試験は練習だと思えばいいか。でも残念だったなあ…

 一応後日談を付けておくと、その後の試験は申し込みを忘れ続け、3年後にやはり何もせずに筆記試験を受け、やはりろくに練習せず実技試験を受けてかろうじて合格した。ただ、この時は電球ソケットだけは買ったのと、小スリーブで 1.6mm ケーブル4本を圧着する練習をした。これだけは経験しておいた方がいいと思う。

ニューホイール装着

 みんなにホイールを換えろと言われるので、今週末のイベントに備えて換えてみた。ULTEGRA のハブに1クラス上のリムを組み合わせたという WH-RS80-C24-CL にミシュランPro3。タイヤを赤にすると派手すぎるかと心配したが、意外と落ち着いた印象だった。

 カセットは、12は使わないので13からのにしようかと思ったが、だったら 13-25T がいいだろうと言われ、在庫がなかったので今までの 12-25T を流用。全部ばらして奇麗に掃除して組み替えて頂きました。ホイールを換えると 40km/h で巡行できるようになるかというと、そんなことはなかった。

 最初からついているサドルは安物なのか、なんとなくガタがきてギシギシ音がするようになってきたので、そろそろ限界かも。ついでにシートポストも換えたくなってきた。



Garmin 610 と iPhone、GPS 精度比較

Garmin Forerunner 610 と iPhone (RunKeeper) を一緒に積んで走ってみた。上が Garmin、下が iPhone / RunKeeper。

とりあえず、Garmin の方が精度が高そうだ。ただし、これは iPhone の記録の中でも特に乱れがひどい場所を選んである。他の場所ではこれほどはひどくない。

GARMIN(ガーミン) ForeAthlete 610 タッチパネル式ランニングウオッチ  94703 【日本正規品】

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