308cc 試乗

308cc にちょっと長めに試乗させてもらってきた。ドアからリアに流れるシルバーのモールが印象的です。

燃費

高速のみの燃費は 11.5km/l (8.7l/100km)。高速と幹線道路半々の場合は、10.4km/l (9.6l/100km)。307cc と同じくらいか。

ディフレクタ

視界はこんな感じ。案外悪くない。

ディフレクタ無しで高速を走っても元々風は来ないのでその点はあまり変わらない。ただ、車内の空気の対流が押さえられるのか、疲労感が少ないように感じられる。長距離を走る時には効果がありそうだ。

控えめなマフラー

マフラーが突き出しそうなリアビューだが、下を覗くとこんな風になっていた。

ウインカーは3回光る


ウインカーをちょこっと触っただけでも必ず3回点滅する。好き嫌いはわかれそうだ。最初は操作を間違ったかと思った。

ミシミシ言わない


307cc のルーフは、閉めて走っているとミシミシ音がするのだが、308cc はそんなことないようだ。新車だからかも知れないが。

収納

より一層狭くなったグローブボックス。今度は CD ケースすら入らない。これくらい狭いと逆に車検証が入らないじゃないかなんていう不満は思い浮かばない。鍵がかかるけど何も入らないシュールな存在。でも照明は点くし冷風も出る。ウィンチェスターミステリーハウス。まあ、ETC のカードリーダと iPod を入れるところだと割り切るのがいいでしょう。そうすればオートロックも有効に活用できる。いや、SDカードなら何十枚も入るから、これからは DVD はメモリカードにダビングして観るのがいいかも。それとも、動画も iPod か。

スピーカーが上に移動したため、ドアのポケットは広くなった。ちっちゃいがリアシートから使うポケットもある。

ボトルを置く場所はない。

メーター

307cc のメータは 8000rpm、240km/h まで切ってあるが、308cc は 7000rpm、250km/h まで。低回転型でパワフルになったエンジンの特性を反映してか。

307cc は3速だったが、308cc は4速の時にスピードメーターとタコメーターの針が同じ角度で動く。今までそれで見ていたので、シフトポジションがわかりにくくなった。ただ、山道は走っていないが、このエンジンなら2速からシフトダウンしたくなることはないような気がする。

リアシート

ひじ掛けもついて、横方向のゆとりは確かに増えている。しかし、大型化したフロントシートのせいで、前方向の見通しは極めて悪い。

また、フロントシートの背中の厚みが増しているせいで、膝先は窮屈になっている。前後の余裕も増えているのかもしれないが、全部シートの厚みに食われているような気がする。

全体的にリアシートの居住性が向上したかというと疑問だ。

リアエントリーアシスト

レバーでシートを前に倒すと、自動的に一番前の位置まで移動する。LS250C はシートバックを倒すのを含めて自動なので時間がかかるのに比べるとクイックに操作できる。多分こっちの方がいい。

ドライバ側はメモリ付きなので元のポジションに戻してくれるのだが、この時に前後の位置を調整してから上下を合わせるので、後ろに乗っていると足下にシートが迫ってきてちょっとやな感じ。先に上げてくれた方が後部座席には優しい。