daemon book #3

http://log.utashiro.com/daemon3/
昨年、daemon book として知られる BSD カーネルの内部構造について解説した本の第3版が出版された。4.3BSD, 4.4BSD と続いたが、今度は FreeBSD 5.2 を対象とし、タイトルも「The Design And Implementation Of The FreeBSD Operating System」となっている。

この本の翻訳作業を昨年の10月からやっている。昨年度中で終わらせたいと思っていたが、そんなに甘くはなかった。何度かスケジュールを延長して、7月に最初の翻訳作業を終了させるという目標を設定し、ゴールデンウィーク以来完全無休状態で作業に集中して、なんとか最初の翻訳作業は完了し、現在全体を見直して再チェックしているところである。

再度読んでも疑問が残ったり、判断に迷う部分について識者の意見を求めるために専用のblogページを作った。前作の監訳者である砂原先生が協力してくれることになっているが、センセーとのやりとりも技術的なものはここでできるといいのではないかと思っている。

読ませることを目的としたページではないので、原書を持っていない人には若干わかりにくい部分もあるかもしれないが、著作権に触れない範囲で原文も載せるので、興味のある方はぜひご協力ください。