アマゾン棚、下段の一部の取り付け完了

 なかなか一気に進まない棚製作だが、下段の一部の取り付けが完了した。板取りの都合で、棚板はまだ一枚しかない。

 上段の棚板の固定には、以前下駄箱で使っていたダボが余っていたのでそれを使った。単に5mmの穴を開けて、そこに差し込んであるだけだが、それほど重い物を載せる予定もないし大丈夫だろう。しかし下段の方は、もう少し重いものを収納する可能性もある。そうするとランバー材に穴を開けてダボを挿しただけではちょっと不安だ。というわけで別の方法を考えることにした。

 ネジ式のダボとかを使えばいいのかもしれないが、使わない部分にも予め受け側を仕込んでおかないといけないので、それなりの金額になってしまうし手間もかかる。ダボレールもホームセンターにはろくなものが売っていないし、いいものは高そうだし加工も面倒だ。なるべく安く手間をかけずに済ませるために、細い板をネジで固定することにした。これならば必要なのは棚板分のネジだけである。板の方は5.5mmのMDFを使うことにする。欠点は、移動する時にネジを抜き差ししなければならないことだが、棚板なんぞ一度位置を決めてしてしまえばそうそう移動するもんじゃない。

 上に棚板を載せただけでは安定しないので、受け材に合わせて板を掘り込むことにする。まずこんなジグを準備する。

 これをトリマーガイドにクランプで固定してギュイーンとやると、こんな風に削れる。受け板の幅が10mmなので、削る深さも10mm。

 MDFから切り出した板を合わせるとこんな具合。ビットの丸い部分が合わないから、板をノミで削ろうかと思っていたが、考えたらMDFをヤスリで削った方が早いしきれいだ。

 20mmの低頭タイプのネジ3本を使って受け材を取り付ける。25mmでも突き抜けないはずだが、少し余裕を見た。両側から使おうとすると10mm程度しかねじ込むことができなくて不安なので、左右で穴の位置をずらしてある。ただ板を2種類用意するのは混乱するので、ひっくり返せば同じになるように計算してあるのだ。側板には90mm間隔でポンチで印が打ってある。これで足りなければ間に好きなように印を打てばいい。

 棚板を載せるとこんな具合に。両端が25mmずつ残してあるので前後に移動することもない。ダボよりもすっきりしていると思うのだがいかが。棚板の横にスリットを入れて、前から差し込むことも考えたが、21mmのランバーコアだと強度的に心配なのでやめた方がいいと思う。これでも強度が足りなければ、ネジの数を増やせばいいだろう。心配なのは、ランバーコアの場合、たまにネジが効かない場所があることだ。どうするかは、その時考えよう。

受け板の幅は9mmかな

 後から考えると棚受けの板の幅は 9mm がいいような気がしてきた。使ったネジの頭が 7.7mm なのでちょうど収まる。今回の場合、棚板が21mmなので10mm削ってもいいだろうと思ったが、18mmだった場合10mmだと半分以上削ることになってしまう。9mmなら半分なのでまあ許せるんじゃないだろうか。10mm間隔で線を引いて切ればだいたい9mmになるので切るのも簡単だし。