板をセンターに載せようとすると、ビンディングとの干渉を防ぐために、キャリアを目一杯離して置く必要がある。そのためトランクリッドのなるべく前方に設置することになり、場所の選択肢はほとんどない。
一応、養生テープで周囲を補強して使用したが、法定速度内ではまったく心配はない感じだ。そもそも通常の設置方法でもキャリア自体の空気抵抗はそこそこあるはずで、それよりも耐性の高い方向に取り付けているので、それほど負荷が高いとも思えない。ただ、メーカーが認めていない使用法なのは事実。
この取り付け位置が優れているのは、板がまったく汚れないことだ。あとは、なんと言っても屋根が開けられること。
難点は、ルームミラーで見た後方視界のちょうど消失点のあたりが全部板で塞がれること。シートの位置を上下させて見やすくできないかとしばらくやってみたところで、自分の阿呆さに気がついた。というわけで、体型に関係なく見にくいことに変わりはない。ミラーの上の部分で見るようにするといくらかましになる。一枚だけ積載するのなら、後ろ側に積んだ方がいいかも。