Real UNIX MAGAZINE day

アスキー書籍編集部: UNIX MAGAZINE Classic with DVD(DVD4枚付)
ユニマガクラシックの発売を記念して 11/3 に Real UNIX MAGAZINE day というシンポジウムが開催されます。

案内と申し込みはこちらからどうぞ。

基調講演には、おそらく日本最古かつ現役ハッカーの和田先生と、本職は画家だと言いながらも国内での UNIX の普及に大きく貢献した岸田孝一さんにお願いしてます。

それ以外は、ライトニングトーク形式で多くの方々にいろんな話をしてもらうことになっています。俺にも話させろというのも多分ありなので、そういう人は事務局にねじ込んでください。

また、ビンテージコーナーと称して、参加者が懐かしいアイテムを持ち寄って展示する企画もあるので、これぞと思うものをお持ちの方は是非持って来て自慢しましょう。

僕は、James Gosling のサイン入りの X10R3 のマニュアルを持って行こうかなあと思っています。これは、1986年に Sun Microsystems に行った際に、Gosling のところに押し掛けて X Window について教えてもらった時にもらったもの。その時は何も知らなかったのだけど、当時、彼は CMU での Andrew Window Manager の成果を基に Sun で新しいウィンドウシステムを開発するために引き抜かれていたんですね。結局成功しなかったけど後の NeWS ね。で、NeWS の最大のライバルはもちろん X だったわけだ。だから、彼のところに行って X Window について質問するというのは、今から考えるととても失礼なことだったような気がするのです。でも、親切に教えてくれてサイン入りのマニュアルをくれた Gosling は心優しい人だったのだ。という背景を知って眺めると、なかなかに感慨深いアイテムなのです。